家を建てたい、リフォームを検討したいと考えたお客様の約8割が、まずスマートフォンで「○○市 注文住宅」「△△区 工務店」と検索します。しかし、検索結果の1ページ目に表示されなければ、どんなに素晴らしい技術や実績があっても、お客様の目に触れることすらできません。大手ハウスメーカーに資金力では勝てなくても、「地域名×サービス名」の検索では中小の建築会社が勝てるチャンスがあります。本記事では、Web知識がない方でも今日から実践できる、地域密着型建築会社のためのSEO戦略を具体的にご紹介します。
なぜ今、地域密着型の建築会社にSEOが必要なのか
お客様の8割がスマホで「地名+建築会社」と検索する時代
地域検索の実態データと顧客行動の変化
住宅を建てたい、リフォームをしたいと考えたとき、あなたのお客様は何をしますか?
10年前なら住宅雑誌を買ったり、知人に紹介してもらったりするのが一般的でした。しかし今は違います。スマートフォンを取り出して「○○市 注文住宅」「△△区 リフォーム会社」と検索するのが当たり前になっています。
実際のデータを見ると、住宅関連サービスを探す人の約80%以上がインターネット検索を利用しています。特に30代から40代の家づくり世代は、ほぼ全員がスマホで情報収集を行います。朝の通勤電車の中、お昼休みのちょっとした時間、寝る前のリラックスタイム。いつでもどこでも、お客様は家づくりの情報を探しているのです。
さらに重要なのは、「地名を入れて検索する」という行動パターンです。「注文住宅」だけで検索する人はほとんどいません。必ず「横浜市 注文住宅」「世田谷区 工務店」というように、自分が住んでいる地域や建てたい地域の名前を入れて検索します。これは「近くの信頼できる会社に頼みたい」という心理の表れです。
紙媒体からWeb検索へのシフト
少し前まで、地域の建築会社にとって効果的だった広告手段は、地域情報誌への掲載や折込チラシでした。確かにこれらも今でも一定の効果はあります。しかし、コストパフォーマンスを考えると、Web検索での露出に力を入れるべき時代になっています。
紙媒体は一度配布したら終わりですが、ホームページは24時間365日、あなたの会社を宣伝し続けてくれます。しかも、興味のある人だけが見に来るため、問い合わせにつながる確率が高いのです。
ある地方の工務店では、年間200万円かけていた折込チラシをやめて、その予算をホームページのSEO対策に振り向けました。結果、6ヶ月後には月間の問い合わせ数が3倍に増えたという事例もあります。
地域検索で1ページ目に表示されないと存在しないのと同じ
検索結果の順位とクリック率の関係
ここで厳しい現実をお伝えしなければなりません。Googleで検索したとき、2ページ目以降を見る人はほとんどいないということです。
調査データによると、検索結果の1位がクリックされる確率は約30%、2位は約15%、3位は約10%と、順位が下がるほど急激に減少します。そして10位まで(1ページ目の最後)でクリック率は1%程度になり、2ページ目以降はほぼゼロに近くなります。
つまり、「○○市 注文住宅」で検索したときに1ページ目に表示されなければ、どんなに素晴らしい技術を持っていても、どんなに地域で実績があっても、お客様の目に触れることすらできないのです。これは「存在しない」のと同じ状態だと言えるでしょう。
あなたの会社が今、検索結果の何ページ目に出ているか確認してみてください。もし2ページ目以降なら、今すぐSEO対策を始める必要があります。
競合他社との差がつくポイント
地域の建築会社の多くは、まだ本格的なSEO対策に取り組んでいません。立派なホームページを持っていても、SEOを意識した作りになっていないケースがほとんどです。
これは逆に考えれば、大きなチャンスです。今から正しい方法でSEO対策を始めれば、競合他社より先に検索上位を獲得できる可能性が高いのです。先に上位表示を実現した会社は、その後もずっと有利な立場を保ち続けることができます。
競合分析をしてみると分かりますが、検索上位に表示されている会社は特別に大きな会社ではありません。むしろ、SEOの重要性に早く気づいて、地道に対策を続けてきた会社が上位を占めているのです。
大手ハウスメーカーに勝てる唯一の戦場が「地名検索」
地域特化だからこそ中小企業が勝てる理由
大手ハウスメーカーは全国展開していて、ブランド力も資金力も豊富です。「注文住宅」という大きなキーワードで勝負したら、とても太刀打ちできません。
しかし「川崎市高津区 注文住宅」「横須賀市 リフォーム」といった地域を限定したキーワードなら話は別です。大手企業は全国を相手にしているため、一つひとつの地域に特化したページを丁寧に作り込むことができません。
ここに地域密着型の中小建築会社の勝機があります。あなたの会社が本当に対応している地域、実績のある地域について、詳しく深い情報を提供すれば、大手に勝つことができるのです。
例えば、地域の気候に合わせた家づくりの提案、その地域特有の建築規制への対応、地元で使える住宅補助金の情報など、地域に根ざした会社だからこそ書ける内容があるはずです。
信頼と実績を活かしたWeb戦略
あなたの会社には、長年地域で積み重ねてきた信頼と実績があります。それをWebでも見える化することが重要です。
「○○市で30年、200棟以上の施工実績」といった具体的な数字、地域のお客様の声、地元での受賞歴やメディア掲載実績。これらはすべて、検索から訪れた初めてのお客様に信頼感を与える重要な要素です。
大手にはない「地域での顔の見える関係」「アフターフォローの安心感」「地域を熟知した提案力」。こうした強みを、ホームページを通じて効果的に伝えることで、検索からの問い合わせを確実に成約につなげることができます。
「地名×サービス」で検索上位を狙う基本の考え方
お客様が実際に検索する言葉を知ることから始めよう
「注文住宅 ○○市」「リフォーム ○○区」など具体例
SEO対策の第一歩は、お客様が実際にどんな言葉で検索しているかを知ることです。
これを「キーワード選定」と言います。
建築会社の場合、最も基本的な検索パターンは次のようなものです:
- 「注文住宅 横浜市」
- 「リフォーム会社 世田谷区」
- 「工務店 川崎市」
- 「増築 相模原市」
- 「外壁塗装 藤沢市」
このように「サービス名+地名」という組み合わせが最も多く検索されています。地名は市町村レベルだけでなく、「青葉区」「港北区」といった区レベル、「たまプラーザ」「武蔵小杉」といった駅名でも検索されます。
さらに具体的になると:
- 「狭小住宅 建てる 品川区」
- 「二世帯住宅 得意 埼玉県」
- 「耐震リフォーム 補助金 横浜市」
といった、より詳しいニーズを含んだ検索もあります。
検索キーワードの調べ方(初心者向け)
「でも、どうやってお客様が検索している言葉を調べればいいの?」と思われるかもしれません。
実は無料で使える便利なツールがあります。
最も簡単なのは、Googleの検索窓に「注文住宅 」と入力してみることです。
すると自動的に「注文住宅 相場」「注文住宅 間取り」といった候補が表示されます。これは実際に多くの人が検索している言葉です。
また、Googleで検索した後、ページの一番下を見ると「他の人はこちらも検索」という関連キーワードが表示されます。これも参考になります。
より本格的に調べたい場合は、「Googleキーワードプランナー」という無料ツールがあります(Googleアカウントがあれば誰でも使えます)。ここに「注文住宅」と入力すれば、関連する検索キーワードとそれぞれの月間検索回数が分かります。
あなたの会社が対応できるエリアを明確にする
商圏範囲の設定方法
建築会社には実際に対応できる範囲があるはずです。「事務所から車で1時間以内」「○○県内全域」など、現実的に施工できる範囲を明確にしましょう。
この範囲設定は非常に重要です。あまりに広い範囲を対象にすると、SEO対策が薄く広くなって効果が出にくくなります。逆に狭すぎると、検索ボリューム(検索する人の数)が少なくて、頑張っても問い合わせが増えない可能性があります。
おすすめは、核となる「絶対に取りたい地域」を2〜3つ決めて、そこを重点的に攻めることです。例えば:
- 最優先:事務所のある○○市
- 優先:隣接する△△市、××区
- 対応可能:□□県内
というように段階を設けると良いでしょう。
複数地域への対応戦略
複数の地域に対応している場合、それぞれの地域ごとに専用のページを作ることが理想です。「横浜市の注文住宅」「川崎市の注文住宅」「相模原市の注文住宅」というように、地域ごとに独立したページを用意します。
ただし注意点があります。単純に地名だけを変えて同じ内容をコピーしたページを量産すると、Googleからペナルティを受ける可能性があります(これを「重複コンテンツ」と言います)。
それぞれの地域ページには、その地域特有の情報を必ず含めましょう:
- その地域での施工事例
- 地域の特性(気候、地盤、街の雰囲気など)
- 地域の補助金情報
- その地域のお客様の声
こうすることで、各ページが独自の価値を持ち、Googleにも評価されやすくなります。
1ページ1テーマの鉄則|どこに何を書くかの設計図
サービスページと地域ページの使い分け
ホームページを作る時によくある間違いが、1つのページにあれこれ詰め込みすぎることです。
SEOの基本は「1ページ1テーマ」です。
具体的には:
- サービスページ:「注文住宅」「リフォーム」「増改築」など、提供するサービスごとのページ
- 地域ページ:「横浜市の注文住宅」「川崎市のリフォーム」など、地域×サービスの組み合わせページ
この2種類を明確に分けて作ることが重要です。
例えば「注文住宅」のページでは、注文住宅の特徴、メリット、工法、価格の考え方、施工の流れなど、サービス自体について詳しく説明します。
一方「横浜市の注文住宅」のページでは、横浜市で家を建てる際のポイント、横浜市の施工事例、横浜市の補助金情報など、地域に特化した情報を提供します。
ホームページに必ず作るべき「地域特化ページ」の作り方
「○○市の注文住宅ならお任せください」ページの基本構成
タイトル・見出しの付け方
地域特化ページで最も重要なのがタイトル(ページのタイトルタグ)です。これは検索結果に青い文字で表示される部分で、クリックされるかどうかを大きく左右します。
良いタイトルの例:
- 「横浜市の注文住宅|地域密着30年の実績【○○工務店】」
- 「川崎市で注文住宅を建てるなら|施工実績200棟以上の△△建設」
ポイントは:
- 地名を必ず最初の方に入れる
- サービス名(注文住宅など)を明確に入れる
- 実績や強み(30年、200棟など)を数字で示す
- 会社名も入れる
- 全体で30〜40文字程度にまとめる
ページ内の見出しも同様に、地名とサービス名を自然に含めます:
- h2:「横浜市で理想の注文住宅を実現する3つのポイント」
- h3:「横浜市の気候に合わせた家づくり」
最低限必要な5つのコンテンツ要素
地域特化ページには最低限、次の5つの要素を含めましょう:
- 導入文(リード文):なぜこの地域で家を建てるのが良いか、あなたの会社がこの地域で選ばれる理由を簡潔に
- 地域での実績:「横浜市で過去10年間に80棟の施工実績」など具体的な数字
- 地域特化の施工事例:その地域で実際に建てた家の写真と説明
- 地域情報:気候、地盤、よくある間取り、補助金など
- お客様の声:可能であればその地域のお客様の声
これらを含めることで、単なる営業ページではなく、訪問者にとって価値のある情報ページになります。
ただの地名の羅列はNG!価値ある情報の盛り込み方
地域の特性を活かした独自コンテンツ
よくある失敗例が、「当社は○○市、△△市、××区、□□町に対応しています」と地名を並べただけのページです。これでは訪問者に何の価値も提供できず、Googleからも評価されません。
価値あるコンテンツとは、訪問者の疑問や不安を解決する情報です。例えば:
「横浜市で家を建てる方が知っておくべきこと」として:
- 横浜市は場所によって地盤の強度が大きく異なります。特に埋立地の多い臨海部では地盤改良が必要なケースが多く、予算に30〜100万円程度の追加を見込む必要があります
- 横浜市には景観条例があり、一部地域では外観や色に制限があります
- 横浜市の住宅補助金制度「よこはまエコリノベーション制度」を使えば最大100万円の補助が受けられます
このように、その地域で家を建てる人が本当に知りたい情報を提供することが大切です。
施工事例との連携テクニック
施工事例ページを作る際も、地域情報を効果的に活用しましょう。
例えば施工事例のタイトルを:
- 単純に「3LDKの注文住宅」
- ではなく「横浜市青葉区に建つ、眺望を活かした3LDKの家」
このように地名を入れることで、同じ地域で家を建てたい人の関心を引きます。
さらに事例の説明文に:
- 「青葉区の高台という立地を活かし、大きな窓から横浜の街並みを望めるリビングを設計しました」
- 「青葉区は緑が多く落ち着いた住宅街のため、周辺環境に溶け込む外観デザインを心がけました」
というように、地域の特性と結びつけた説明を加えると、より説得力が増します。
Googleマップとの連携で信頼度アップ
Googleビジネスプロフィールの最適化
地域検索で非常に重要なのが「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」です。これは無料で登録できるサービスで、Google検索やGoogleマップに会社情報を表示できます。
「横浜市 工務店」と検索すると、通常の検索結果の上部や右側に地図と一緒に会社情報が表示されることがあります。これがGoogleビジネスプロフィールの表示です。ここに表示されることを「ローカルSEO」や「MEO(マップエンジン最適化)」と呼びます。
Googleビジネスプロフィールで必ず設定すべき項目:
- 正確な会社名、住所、電話番号
- 営業時間
- ウェブサイトのURL
- カテゴリ(「建設会社」「工務店」など)
- 会社の説明文(750文字まで可能)
- 写真(事務所、施工事例、スタッフなど最低10枚以上)
- サービスエリア(対応地域を設定)
特に写真は重要です。写真が多い会社ほどクリック率が高いというデータがあります。
地図表示で選ばれる方法
Googleビジネスプロフィールで上位表示されるためには:
- お客様の口コミを増やす:Googleの口コミ数と評価は順位に大きく影響します。工事完了後にお客様に「よろしければGoogleで口コミを書いていただけませんか」とお願いしてみましょう
- 定期的に投稿する:Googleビジネスプロフィールには「投稿」機能があります。施工事例や会社のお知らせを月に2〜4回程度投稿すると、アクティブな会社として評価されます
- 口コミに必ず返信する:良い口コミにも悪い口コミにも、必ず丁寧に返信しましょう。これを見た他の人があなたの会社の対応の良さを評価します
- 情報を常に最新に保つ:営業時間の変更、年末年始の休業など、情報はすぐに更新しましょう
お客様の心を掴む「地域密着コンテンツ」7つのアイデア
「○○市で家を建てる前に知っておきたいこと」記事の作り方
地域の住環境・補助金・学区情報
お客様は家を建てることそのものだけでなく、その地域での暮らし全体に関心があります。だからこそ、住環境に関する情報は非常に価値があります。
例えば: 「川崎市中原区で注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと」という記事を作るなら:
- 交通アクセス:武蔵小杉駅の利便性と通勤事情
- 教育環境:人気の学区、保育園の待機児童状況
- 生活利便性:スーパー、病院、公園などの施設
- 地域の特性:タワーマンションが増える一方で、昔ながらの住宅街も残る街の変化
- 補助金情報:川崎市の住宅関連補助金制度
こうした情報は、その地域で家を建てるかどうか迷っている人にとって非常に役立ちます。
専門家だから書ける価値ある情報
あなたは建築の専門家として、一般の人が気づかない視点を持っています。それを活かしましょう。
例えば:
- 「この地域は冬の北風が強いため、北側の窓は小さめにして断熱性を重視することをお勧めします」
- 「この地域の地盤は比較的良好ですが、川に近いエリアでは地盤調査が必須です」
- 「この地域は第一種低層住居専用地域が多く、建物の高さ制限があるため、3階建ては建てられない場所が多いです」
こうした専門的だけど分かりやすく説明された情報は、読者に「この会社は地域のことをよく知っている」「信頼できそうだ」という印象を与えます。
施工事例に「○○町で建てた家」と地名を入れる効果
写真と地名の組み合わせの威力
施工事例は建築会社のホームページで最も見られるコンテンツの一つです。ここに地名を効果的に入れることで、SEO効果とお客様の共感を同時に得ることができます。
事例のタイトル例:
- 「藤沢市鵠沼に建つ、海を感じるカリフォルニアスタイルの家」
- 「世田谷区等々力の閑静な住宅街に溶け込む、和モダンの二世帯住宅」
- 「横浜市港北区、子育て世代のための機能的な4LDK」
写真のキャプションにも地域情報を:
- 「たまプラーザ駅から徒歩圏内という立地を活かし、ビルトインガレージで通勤も便利に」
- 「鎌倉の古都の雰囲気を残しながら、現代の暮らしやすさを実現」
お客様の声と地域性のマッチング
お客様の声を掲載する際も、地域との関連を意識しましょう。
「横浜市青葉区 Aさま(30代ご夫婦)」として: 「青葉台の実家の近くに家を建てたいと思い、地元で長年営業されている○○工務店さんにお願いしました。青葉区の地域性をよく理解されていて、周辺環境に配慮した提案をしていただけたのが決め手でした」
このようにお客様の声の中に地域名が自然に含まれていると、同じ地域で家を建てたい人の共感を得やすくなります。
地域イベント参加やショールーム情報でつながりを見せる
ローカルコンテンツの継続的な発信
地域密着型の建築会社として、地域とのつながりを見せることは大きな信頼につながります。
ブログやお知らせで定期的に発信したいこと:
- 地域の住宅イベントへの参加報告
- 地域の祭りや清掃活動への参加
- 地域の住宅展示場での見学会情報
- 地元の建材屋さんや協力業者との交流
例えば: 「先日、横浜市主催の『環境に優しい家づくりセミナー』に講師として参加させていただきました。横浜市で家を建てる際の省エネ基準についてお話ししました」
こうした投稿は、会社が地域で積極的に活動していることを示し、信頼感を高めます。
「顔の見える会社」としての信頼構築
大手にはない地域密着企業の強みは「顔が見える安心感」です。これを積極的にアピールしましょう。
- 代表や職人の顔写真と紹介
- 事務所・ショールームの様子
- 日常の仕事風景
- 地域での活動写真
「私たちは○○市で創業して30年、地域の皆さまに支えられてきました。この地域で生まれ育った社長をはじめ、スタッフ全員が地元愛にあふれています」
このようなメッセージと共に顔写真を掲載することで、「この地域の人たちが運営している会社なんだ」という親近感が生まれます。
SEO効果を高める実践チェックリストと改善のコツ
今日からできる!ページ改善の10項目チェックシート
タイトル・見出し・本文の最適化ポイント
SEO対策は難しそうに思えますが、基本的なチェックポイントを押さえれば誰でも改善できます。今すぐ確認できる10項目をご紹介します。
チェック1:ページタイトルに地名とサービス名が入っているか 各ページのタイトル(ブラウザのタブに表示される部分)を確認してください。「横浜市 注文住宅」のような重要なキーワードが含まれていますか?含まれていなければ今すぐ修正しましょう。
チェック2:h1見出しは1ページに1つだけか h1はページで最も重要な見出しです。ページに1つだけ設定し、そこにも地名とサービス名を含めます。
チェック3:h2、h3見出しが適切に使われているか 見出しは階層構造になっている必要があります。h1の下にh2、h2の下にh3という順序を守りましょう。
チェック4:本文の最初の段落に重要なキーワードが含まれているか 検索エンジンはページの最初の方の文章を重視します。導入文に自然な形でキーワードを含めましょう。
チェック5:文章量は十分か あまりに短いページは内容が薄いと判断されます。1ページあたり最低1,000文字、できれば2,000文字以上を目指しましょう。
チェック6:画像に説明文(alt属性)が設定されているか 画像には必ず説明文を設定します。「施工事例の写真」ではなく「横浜市青葉区に建てた注文住宅の外観」のように具体的に書きます。
チェック7:内部リンクは適切に設置されているか 関連するページ同士をリンクでつなぎましょう。例えば「横浜市の注文住宅」ページから「横浜市の施工事例」ページへのリンクを設置します。
チェック8:ページの読み込み速度は速いか 画像が大きすぎると表示が遅くなります。画像は適切なサイズに圧縮しましょう。
チェック9:お問い合わせへの導線は明確か せっかく訪問してくれても、問い合わせ方法が分かりにくいと離脱されます。電話番号や問い合わせボタンを目立つ位置に配置しましょう。
チェック10:情報は最新に保たれているか 古い情報が残っていると信頼性が下がります。特に補助金情報や実績の数字は定期的に更新しましょう。
スマホ対応とページ速度の確認方法
現在、ホームページの閲覧の7割以上がスマートフォンからです。スマホ対応は必須条件です。
スマホ対応の確認方法:
- 自分のスマホで自社サイトを開いてみる
- 文字が小さすぎないか
- ボタンが押しやすいサイズか
- 横スクロールが発生していないか
- 画像がはみ出していないか
これらをチェックして、問題があれば制作会社に相談しましょう。
ページ速度の確認は「PageSpeed Insights」という無料ツールで簡単にできます。Googleで「PageSpeed Insights」と検索し、自社サイトのURLを入力するだけです。スコアが50点以下なら改善が必要です。
主な改善策:
- 画像を圧縮する(無料ツール「TinyPNG」などを使用)
- 不要なプラグインを削除する
- キャッシュ機能を有効にする
技術的な部分は制作会社に依頼すべきですが、画像の圧縮は自分でもできます。
月に一度は確認したい検索順位とアクセス状況
無料ツールを使った効果測定
SEO対策の効果を測るには、定期的な確認が欠かせません。特に重要なのが「検索順位」と「アクセス数」です。
検索順位の確認方法:
最も簡単なのは、実際にGoogleで検索してみることです。シークレットモード(プライベートブラウジング)で検索すれば、過去の検索履歴に影響されない結果が見られます。
ただし、手動で確認するのは手間なので、無料ツールを使うのがおすすめです:
「Google Search Console(グーグル サーチコンソール)」は必ず登録すべき無料ツールです。これで次のことが分かります:
- どんなキーワードで自社サイトが表示されているか
- それぞれのキーワードでの平均順位
- 何回表示されて何回クリックされたか
- どのページが人気か
登録は少し技術的ですが、一度設定すれば継続的にデータを見られます。制作会社に依頼するか、Googleで「Google Search Console 設定方法」と検索すれば手順が見つかります。
アクセス数の確認方法:
「Googleアナリティクス」も無料で使える強力なツールです。これで次のことが分かります:
- 月間・週間・日別のアクセス数
- どのページが多く見られているか
- 訪問者がどこから来たか(検索、SNS、広告など)
- 訪問者がサイト内でどう動いているか
- 問い合わせページまで到達した人の割合
数字から読み取る改善ポイント
データを見て、次のような視点で分析しましょう:
分析ポイント1:順位は上がっているか 目標とするキーワード(「横浜市 注文住宅」など)で順位が上がっていれば、SEO対策が効いている証拠です。下がっている場合は競合が強化されたか、Googleのアルゴリズム変更の影響かもしれません。
分析ポイント2:アクセス数は増えているか 順位が上がってもアクセスが増えない場合、そもそもそのキーワードで検索する人が少ない可能性があります。別のキーワードも狙いましょう。
分析ポイント3:どのページが人気か 意外なページが人気なら、そのページを強化したり、似たページを増やしたりする価値があります。
分析ポイント4:問い合わせにつながっているか アクセスは多いのに問い合わせが少ない場合、ページの内容や問い合わせへの導線に問題があるかもしれません。
分析ポイント5:どこから来ているか 検索以外にも、SNSや他サイトからのアクセスがあれば、その経路も強化する価値があります。
数字の変化を毎月記録して、3ヶ月、6ヶ月単位で比較することで、成長の傾向が見えてきます。
やってはいけないSEO|ペナルティを避ける注意点
重複コンテンツの危険性
SEOで絶対にやってはいけないことがあります。それが「重複コンテンツ」です。
よくある間違い: 「横浜市の注文住宅」ページを作った後、「川崎市の注文住宅」ページを作る際に、地名だけ変えて内容をそのままコピーしてしまう。
例: 横浜市ページ:「横浜市で理想の注文住宅を建てませんか。当社は横浜市で30年の実績があります…」 川崎市ページ:「川崎市で理想の注文住宅を建てませんか。当社は川崎市で30年の実績があります…」
これは重複コンテンツと見なされ、Googleからペナルティを受ける可能性があります。最悪の場合、検索結果から除外されることもあります。
正しい方法: 各地域ページには、その地域特有の情報を必ず含めます:
- その地域での具体的な施工事例
- その地域の特性(気候、地盤、街の雰囲気など)
- その地域の補助金や規制
- その地域のお客様の声
このように、内容を変えることで重複を避けられます。
自然な文章と不自然なキーワード詰め込みの違い
もう一つのNG行為が「キーワードの過度な詰め込み」です。
悪い例: 「横浜市の注文住宅なら横浜市の注文住宅専門の当社へ。横浜市で注文住宅を建てるなら横浜市の実績豊富な横浜市の工務店が安心です。横浜市の注文住宅は…」
これは明らかに不自然で、読みにくいだけでなく、Googleからスパムと見なされます。
良い例: 「横浜市で注文住宅をお考えなら、地域密着30年の実績を持つ当社にお任せください。地元の気候や地盤を熟知したスタッフが、お客様の理想の住まいを実現します」
キーワードは自然に、読みやすさを最優先にして含めましょう。無理に何度も繰り返す必要はありません。
その他の避けるべき行為:
- 隠しテキスト(白い背景に白い文字でキーワードを書くなど)
- 自動生成されたコンテンツ
- 無関係なサイトへの大量のリンク
- 有料リンクの購入
これらは全てペナルティの対象です。真面目にコツコツと良質なコンテンツを作ることが、結局は最も確実で効果的な方法です。
継続こそ力なり|3ヶ月後、6ヶ月後の成果の見方
SEOは長期戦であることの理解
SEO対策を始めて、多くの方が「すぐに効果が出ない」と感じて諦めてしまいます。しかし、SEOは本質的に時間がかかるものだと理解することが重要です。
現実的なタイムライン:
1ヶ月目:
- ページの改善を実施
- Google Search Consoleに登録
- 目に見える順位変化はまだほとんどない
2〜3ヶ月目:
- Googleが変更を認識し始める
- 一部のキーワードで順位が動き始める
- でもまだ劇的な変化はない
4〜6ヶ月目:
- 順位が安定して上昇してくる
- アクセス数が目に見えて増える
- 問い合わせが少しずつ増える
6ヶ月以降:
- 上位表示が安定する
- 継続的に問い合わせが入るようになる
- 投資した時間とコストが回収できてくる
なぜこんなに時間がかかるのか?それはGoogleが簡単には順位を変えないからです。新しいページや大きく変更されたページは、Googleが「本当に価値があるか」を慎重に評価します。これには数ヶ月かかります。
また、競合も同時にSEO対策をしているため、追い抜くには時間がかかります。
小さな改善を積み重ねる重要性
SEOで成功している会社に共通するのは、「継続」です。一度やって終わりではなく、継続的に改善を続けています。
継続的な取り組みの例:
毎週:
- 1本ブログ記事を投稿(地域情報、施工事例、お役立ち情報など)
- Googleビジネスプロフィールに投稿
毎月:
- 検索順位とアクセス数をチェック
- 人気ページを確認して関連ページを追加
- 古い情報を更新
3ヶ月ごと:
- 主要ページの見直しと改善
- 新しい地域ページの追加
- 競合サイトの分析
こうした小さな積み重ねが、半年後、1年後に大きな差となって現れます。
モチベーションを保つコツ:
- 小さな成果を記録する 「○○市 リフォーム」で15位→12位に上昇した、月間アクセスが50増えた、など小さな前進も記録しましょう。
- 競合と比較しすぎない 大手や歴史の長いサイトと比較すると落ち込みます。自社の過去と比較して成長を実感しましょう。
- 問い合わせの質に注目 アクセス数だけでなく、「ホームページを見て決めました」というお客様が増えることも成果です。
- チームで取り組む 一人で全てやろうとせず、社内で役割分担しましょう。「今月のブログは○○さん担当」など。
まとめ
SEO対策は、地域密着型の建築会社にとって、大手に勝てる数少ない方法の一つです。
あなたの会社には、長年培ってきた技術、地域での実績、お客様との信頼関係があります。それをインターネット上でも見える形にすることで、もっと多くの人にあなたの会社の良さを知ってもらえます。
最初は大変に感じるかもしれません。でも、一度仕組みを作ってしまえば、それが24時間365日、営業マンとして働き続けてくれます。
「横浜市 注文住宅」で検索した人が、あなたの会社のホームページを見つけて、「ここに頼みたい」と思ってくれる。そんな未来を実現するために、今日から一歩ずつ始めてみませんか。
この記事で紹介した内容を全て一度にやる必要はありません。まずは一番簡単なことから、できることから始めましょう。
- 今日:自社サイトを検索して何位か確認する
- 今週:主要ページのタイトルに地名が入っているか確認し、入っていなければ修正する
- 今月:地域特化ページを1ページ作る
- 3ヶ月後:効果を測定し、次のステップを考える
継続すれば、必ず成果は出ます。あなたの会社が地域で一番に選ばれる、そんな未来に向けて、今日から始めましょう。
