リフォーム会社のホームページは施工事例が命|問い合わせが増える見せ方とは?

リフォーム会社のホームページで最も重要なページは何か。それは間違いなく「施工事例」です。
訪問者の約80%が、会社概要や料金表よりも先に施工事例を見て、「この会社に頼むかどうか」を判断しています。

なぜなら、リフォームは完成後の姿が想像しにくい商品だからです。いくら「丁寧な仕事をします」「技術力があります」と言葉で説明しても、実際の仕上がりを見なければ信用できません。ビフォーアフターの劇的な変化、美しい仕上がり、細部へのこだわりを目で確認して初めて、「ここなら安心して任せられる」と思ってもらえるのです。

本記事では、問い合わせが増える施工事例の見せ方を徹底解説します。掲載すべき7つの情報、プロ級の撮影テクニック、効果的な配置方法、個人情報保護の注意点まで網羅。施工事例を改善するだけで、問い合わせ数は劇的に変わります。

目次

なぜ施工事例がリフォーム会社の集客を左右するのか

訪問者の80%が「施工事例」を最も重視している

リフォーム会社のホームページを訪れた人が最初に見るのは、トップページでも会社概要でもなく「施工事例」です。

実際の調査では、訪問者の約80%が施工事例を最も重視し、料金表や会社情報よりも先にチェックしていることが分かっています。なぜなら、リフォームは「完成後の姿」が最も気になる商品だからです。「自分の家もこんな風に変わるかも」という具体的なイメージが湧いて初めて、問い合わせという行動に移れるのです。

逆に言えば、施工事例が少ない、写真が小さい、情報が不足しているホームページは、その時点で選択肢から外され、即座に他社のサイトへ移られてしまいます。施工事例こそが、訪問者の心を掴む最初で最大のチャンスなのです。

ここで興味を持ってもらえなければ、どんなに素晴らしい実績があっても伝わりません。

施工事例は「技術力」と「センス」の証明書

「当社は技術力があります」「丁寧な仕事をします」といくら言葉で主張しても、それだけでは訪問者は信用しません。しかし、施工事例の写真を1枚見せるだけで、技術力もセンスも一瞬で伝わります。ビフォーアフターの劇的な変化を見れば「この会社はすごい」と感動し、細部まで丁寧に仕上げられた写真を見れば「職人の腕が良い」と信頼できます。

また、多様なスタイルの事例(和風・洋風・モダン・ナチュラルなど)があれば、「どんな要望にも対応できる柔軟な会社」と認識されます。施工事例は、言葉では伝えきれない「実力」を視覚的に証明する最強の武器です。

百聞は一見にしかず。写真1枚が、長い会社説明文よりも遥かに強い説得力を持つのがリフォーム業界の特徴なのです。

事例の見せ方次第で問い合わせ数が2倍変わる

同じ施工実績でも、見せ方次第で問い合わせ数は大きく変わります。

ただ写真を小さく並べているだけのサイトと、大きな写真で詳細な情報を添えているサイトでは、反応が2倍以上違うことも珍しくありません。訪問者は「費用はいくらか」「工期はどれくらいか」「自分の家でも可能か」を知りたがっています。これらの情報がなければ、興味を持っても問い合わせのハードルが高く、結局諦めて離脱してしまいます。

逆に、具体的な数字、お客様の要望と解決策のストーリー、複数アングルの写真があれば、「この会社なら自分の悩みも解決してくれそう」と期待が高まり、問い合わせボタンを押す確率が格段に上がります。

施工事例は「ある」だけでは不十分。「魅力的に見せる」ことが成約への鍵なのです。

問い合わせが増える施工事例に必須の「7つの情報」

ビフォーアフター写真―劇的な変化を同じアングルで

施工事例で最も重要なのがビフォーアフター写真です。

ただし、施工前と施工後を別々のアングルで撮影しても、変化の大きさが伝わりません。必ず同じ位置・同じ角度から撮影し、変化を正確に比較できるようにしましょう。例えば、古いキッチンを撮影した位置と全く同じ場所から、新しいキッチンを撮影します。こうすることで「こんなに変わるんだ!」という驚きと感動が一目で伝わります。最近では、スライダー機能(画面をスワイプするとビフォーとアフターが切り替わる)を使うサイトも増えており、視覚的なインパクトが絶大です。

写真は明るく、大きく、細部まで見えるサイズで掲載しましょう。小さな写真では魅力が半減します。劇的な変化こそが、訪問者の心を動かし、「自分の家もこうしたい」という欲求を刺激するのです。

費用・工期・築年数―具体的な数字が信頼を生む

施工事例に写真だけあっても、訪問者は「いくらかかるのか」「どれくらいの期間が必要か」が分からず、問い合わせを躊躇します。

必ず「費用120万円(税込)」「工期15日」「築30年の木造戸建て」のように、具体的な数字を明記しましょう。
数字があることで、訪問者は自分のケースと比較し、「うちも似た状況だから、この予算と期間でできるかも」と具体的にイメージできます。「費用は応相談」だけでは、高いのか安いのか分からず不安になります。
もちろん、条件によって金額は変わるため「※条件により変動します」と注釈を添えるのは問題ありません。

重要なのは「目安となる数字」を示すこと。具体的な情報を開示する姿勢が、「この会社は透明性があって信頼できる」という印象を与え、問い合わせのハードルを大きく下げます。

お客様の要望と解決策―ストーリーで共感を生む

施工事例をただの写真集で終わらせず、「ストーリー」として語ることで、訪問者の共感を生み出せます。

例えば「お客様は収納不足に悩んでいた→階段下のデッドスペースを活用した造作棚を提案→結果、収納力が2倍になりお客様も大満足」という流れです。このように、お客様の課題、提案内容、解決結果を具体的に書くことで、読み手は「自分も同じ悩みがある。

この会社なら解決してくれるかも」と感じます。さらに「予算オーバーを心配されていたが、優先順位をつけて段階的に施工する提案をした」など、配慮や工夫のエピソードがあると、「この会社は親身になってくれる」という安心感が生まれます。ストーリーは感情を動かし、「相談してみたい」という行動を促す強力な要素なのです。

写真撮影で差がつく「プロ級に見せる5つのコツ」

明るさが命―自然光を最大限に活用する

写真の印象を決める最大の要素は「明るさ」です。

暗い写真は素人感が出て、どんなに良い仕上がりでも魅力が半減してしまいます。撮影は必ず晴れた日の午前中、自然光がたっぷり入る時間帯を選びましょう。

室内撮影の場合は、カーテンを全開にして窓から光を取り込み、さらに部屋の照明も全てつけて明るさを確保します。逆光で撮影すると室内が暗く写るため、窓を背にせず、窓からの光が被写体に当たる位置から撮影するのがコツです。

スマホのカメラでも、明るい環境で撮れば十分綺麗な写真が撮れます。
撮影後に画像編集アプリで明るさを少し上げるのも効果的ですが、やりすぎると不自然になるので注意。
明るく鮮明な写真は、それだけで「丁寧な仕事」「清潔感」という印象を与え、訪問者の信頼を獲得できます。

整理整頓してから撮影―生活感を出しすぎない

施工が完了しても、現場に工具や資材が散乱していたり、お客様の私物が写り込んでいては、美しい仕上がりが台無しです。撮影前には必ず整理整頓を徹底しましょう。

作業道具、養生シート、ゴミ袋などは全て撤去し、床や壁を綺麗に拭き上げます。お客様の家具や私物が写る場合は、事前に移動させるか、アングルを工夫して写らないようにします。

ただし、完全に無機質な空間にする必要はありません。適度に家具や小物が配置されている方が、生活のイメージが湧きやすく効果的です。重要なのは「生活感」と「雑然とした印象」の違いを理解すること。センス良く配置された空間は魅力的ですが、散らかった状態は避けるべきです。

綺麗に整えられた空間を撮影することで、完成後の美しさを最大限に引き出し、訪問者に「こんな家に住みたい」と思わせることができます。

複数アングル+ディテール写真―魅力を多角的に伝える

1つの施工事例を1〜2枚の写真だけで紹介するのは非常にもったいないです。魅力を最大限に伝えるには、複数のアングルから撮影することが重要です。

【全体像】部屋全体が見渡せる引きの写真で空間の広がりを見せます。
【中景】家具や設備を中心に捉えた写真で、配置やバランスを伝えます。
【ディテール】職人技が光る細部のアップ写真(造作家具の仕上げ、タイルの目地、木材の質感など)で、技術力とこだわりをアピールします。

特にディテール写真は、他社との差別化ポイントになります。「こんな細かいところまで丁寧に仕上げている」という印象が、信頼感を大きく高めます。1つの事例につき最低10枚、理想は20枚以上の写真を用意し、様々な角度から魅力を伝えましょう。写真が豊富なほど、訪問者は「この会社は自信を持っている」と感じ、問い合わせへの安心感が増します。

ホームページ上での効果的な「施工事例の配置と見せ方」

トップページに目玉事例を3〜5件大きく表示

訪問者がホームページを開いて最初に目にするトップページに、最も自信のある施工事例を大きく配置しましょう。

スクロールせずに見える位置(ファーストビュー)またはその直下に、劇的なビフォーアフターや美しい仕上がりの事例を3〜5件厳選して掲載します。

写真は小さく並べるのではなく、画面の半分以上を占めるサイズで、インパクトを重視してください。
「こんな変化ができるんだ!」という驚きを最初に与えることで、訪問者の興味を一気に引きつけられます。

各事例にはキャッチコピー(「築40年の和室が北欧モダンに変身」など)を添え、クリックすると詳細ページに飛ぶ導線を明確にします。トップページで心を掴めなければ、他のページを見てもらえません。

最高の事例を最初に見せることが、離脱を防ぎ、サイト全体を回遊してもらう第一歩です。

事例一覧ページは「絞り込み検索」機能で探しやすく

施工事例が増えてくると、訪問者は「自分に近い事例」を探すのが大変になります。そこで重要なのが「絞り込み検索」機能です。

【工事内容で分類】「キッチン」「浴室」「外壁塗装」「全面改修」など、工事の種類で絞り込めるようにします。
【予算で分類】「50万円以下」「100万円以下」「500万円以上」など、予算帯で検索できると便利です。
【築年数で分類】「築20年以下」「築30年以上」など、建物の古さで絞り込めると、訪問者は自分の家と似た条件の事例を見つけやすくなります。このように、訪問者が欲しい情報にスムーズにたどり着ける仕組みを作ることで、「この会社は親切で使いやすい」という好印象を与え、じっくり事例を見てもらえます。探しやすさが、問い合わせへの安心感につながります。

各事例ページは詳細情報+問い合わせボタンをセットで

施工事例の詳細ページは、訪問者の興味が最も高まっている状態です。

このタイミングを逃さず、問い合わせにつなげる工夫が必要です。
ページ構成は、冒頭にビフォーアフター写真、続いて費用・工期・築年数などの基本情報、お客様の要望と解決策のストーリー、複数アングルの写真、という流れが理想的です。

スクロールして読み進めるうちに「この会社すごい」「相談したい」という気持ちが高まったところで、ページの途中と最後に「この事例について詳しく知りたい方はこちら」という問い合わせボタンを設置します。
ボタンは目立つ色(オレンジや緑)で、「無料相談はこちら」など行動を促す文言が効果的です。

さらに、ページ下部には「こちらの事例もおすすめ」として関連事例へのリンクを配置し、サイト内の回遊率を高めます。興味のピーク時に問い合わせ導線があることが成約の鍵です。

お客様の許可と個人情報保護―施工事例掲載の注意点

必ず書面で掲載許可を取る―口頭だけでは危険

施工事例をホームページに掲載する際、最も重要なのがお客様からの許可です。

「口頭で了解をもらった」だけでは後々トラブルになる可能性があります。必ず書面(または電子メール)で許可を取り、記録として残しましょう。

【確認項目】
①ホームページへの掲載OK/NG、
②SNS(Instagram・Facebook・X・TikTokなど)への掲載OK/NG、
③顔写真の掲載OK/NG、
④家の外観の掲載OK/NG、
⑤住所(○○市までなど範囲指定)の掲載OK/NG。

これらを一つ一つチェック形式で確認することで、認識の齟齬を防げます。
書面での許可があれば、万が一のトラブル時にも証拠として提示できます。
お客様との信頼関係を守るための必須手続きです。

個人情報が写り込んでいないか徹底チェック

許可を得て撮影した写真でも、意図せず個人情報が写り込んでいることがあります。
掲載前に必ず複数人でチェックしましょう。

【チェック項目】
①表札・郵便受けの名前、
②インターホンに表示された名前、
③車のナンバープレート、
④近隣の家や表札、
⑤通行人の顔、
⑥室内の家族写真・賞状・カレンダー、
⑦郵便物・書類に書かれた名前や住所、
⑧冷蔵庫に貼られたメモや写真。特に室内撮影では、背景に写り込んだ小さなものまで注意が必要です。

拡大して確認し、少しでも個人を特定できる情報があれば、モザイク処理や切り取り、アングル変更で対応します。

個人情報の流出は信頼を一瞬で失う重大なミスです。「このくらい大丈夫」という油断が命取りになります。
徹底したチェック体制を整えることが、会社の信頼を守ります。

掲載後も定期的に確認―削除依頼には即対応

施工時には掲載を快諾していただいたお客様でも、時間が経つにつれて気持ちが変わることがあります。
「やっぱり家の写真を公開するのが不安になった」「引っ越したので削除してほしい」といった依頼を受けることも珍しくありません。そうした場合は、理由を問わず即座に対応することが大切です。

削除依頼を断ったり対応が遅れたりすると、信頼を損ない、悪い口コミにつながる恐れがあります。
施工事例は大切な集客ツールですが、それ以上にお客様との信頼関係が何より重要です。
誠実な対応こそが、長期的な評判と集客の基盤になります。

まとめ

リフォーム会社のホームページにおいて、施工事例は最も重要なコンテンツです。訪問者の80%が事例を最重視し、技術力とセンスを判断する決定的な材料にしています。

問い合わせを増やすには、ビフォーアフター写真を同じアングルで撮影し、費用・工期・築年数などの具体的な数字を明記し、お客様の要望と解決策をストーリーとして語ることが必須です。撮影では明るさを最優先し、整理整頓した状態で、複数アングルとディテール写真を撮りましょう。

ホームページ上では、トップページに目玉事例を大きく配置し、一覧ページには絞り込み検索機能を設け、各事例ページには問い合わせボタンをセットで設置します。

忘れてはならないのが、お客様からの書面での掲載許可と、個人情報保護の徹底です。削除依頼には即座に対応し、誠実な関係を維持しましょう。施工事例の質と見せ方が、集客を大きく左右します。

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