リフォーム会社が動画集客を始めるなら?初心者でもできるショート動画戦略

「動画集客が効果的だと聞くけれど、何から始めればいいか分からない」「撮影機材や編集スキルがないから無理」そんな不安を抱えているリフォーム会社の経営者の方は多いのではないでしょうか。

実は、ショート動画は高額な機材も専門知識も必要なく、スマートフォン一台で今日から始められます。TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなどのショート動画は、従来の広告よりも低コストで、若い世代から中高年まで幅広い層にリーチできる強力な集客ツールです。

この記事では、Web知識がない方でも安心して取り組める、リフォーム会社のためのショート動画戦略を5つのステップで丁寧に解説します。あなたの会社の施工技術と魅力を、動画で多くのお客様に届けましょう。

目次

なぜ今リフォーム会社にショート動画が必要なのか

お客様の情報収集方法が変わっている

リフォームを検討するお客様の行動が大きく変化しています。
以前は電話帳やチラシ、知人の紹介が中心でしたが、現在は「まずスマホで検索」が当たり前になりました。特に30代〜40代の住宅購入世代は、InstagramやTikTokで「リフォーム事例」と検索し、気に入った会社に問い合わせるケースが増えています。実際に国内の調査では、住宅関連サービスを探す際にSNSを活用する人が年々増加しており、動画コンテンツへの反応率は静止画の約5倍というデータもあります。

従来のホームページだけでは、こうした新しい層のお客様を取り逃してしまう可能性が高いのです。

施工の技術力や雰囲気が伝わりやすい

写真や文章だけでは、リフォームの品質や職人の技術力を正確に伝えることは困難です。

しかし動画なら、丁寧な養生作業、緻密な測定、美しい仕上げの瞬間など、プロの仕事ぶりがリアルに伝わります。
例えばタイルを一枚ずつ丁寧に貼る様子や、壁紙の継ぎ目を完璧に合わせる職人技は、動画で見ることで初めてその価値が理解されます。さらに、スタッフの表情や現場の雰囲気も映し出せるため「この人たちなら安心して任せられそう」という信頼感が生まれます。

お客様は高額なリフォームを依頼する際、価格だけでなく「誰に頼むか」を重視しており、動画はその判断材料として非常に有効です。

広告費をかけずに多くの人に見てもらえる

従来の新聞折込チラシやポスティングは、1回の配布で数万円〜数十万円のコストがかかります。

しかしショート動画は、無料で投稿でき、内容が良ければ自然に拡散されて数千人、時には数万人に届く可能性があります。

特にTikTokやInstagramのアルゴリズムは、フォロワーが少ないアカウントでも質の高いコンテンツを積極的に表示する仕組みになっています。

劇的なビフォーアフターや役立つ情報は「バズる」可能性が高く、一本の動画が何万回も再生されて新規顧客獲得につながった事例も少なくありません。広告予算が限られている中小リフォーム会社にこそ、ショート動画は最適な集客手段なのです。

どのプラットフォームで始めるべきか

TikTok|若い世代の新築・リフォーム検討層にリーチ

TikTokは10代〜30代の利用者が中心で、特に20代後半〜30代の結婚や出産を機に住宅購入を考えている層が多く利用しています。

この世代は親世代からの資金援助を受けてリフォームするケースも多く、将来の優良顧客となる可能性が高いターゲットです。TikTokの特徴は、フォロワーがゼロでも面白いコンテンツなら「おすすめ」に表示されやすいこと。
ビフォーアフターの劇的な変化や、DIY風の親しみやすいコンテンツ、トレンド音楽を使った楽しい投稿が好まれます。堅苦しい企業アピールではなく、「へぇ、すごい!」と思わせるエンタメ性のある内容が効果的です。

初めてのショート動画に挑戦するなら、最も拡散力が高いTikTokから始めるのがおすすめです。

Instagramリール|おしゃれな施工事例を求める層に最適

Instagramは30代〜40代の女性ユーザーが多く、住宅インテリアや暮らしの質にこだわる層が集まるプラットフォームです。「#リフォーム」「#マイホーム」「#インテリア」などのハッシュタグで情報収集する人が多く、おしゃれで洗練された施工事例が特に人気です。

リールでは、北欧風リビング、カフェ風キッチン、ホテルライクなバスルームなど、デザイン性の高いリフォーム事例を美しく見せることが重要です。

投稿には統一感のあるトーン&マナーを意識し、ブランドイメージを大切にしましょう。

フィード投稿と組み合わせることで、会社のポートフォリオとしても活用でき、リール経由でプロフィールを見た人が過去の施工事例を確認しやすくなります。

YouTubeショート|幅広い年齢層に対応できる

YouTubeは10代から60代以上まで幅広い年齢層が利用しており、特に40代〜60代の利用率が高いことが特徴です。
この世代は住み替えや実家のリフォーム、バリアフリー化など、比較的予算のある工事を検討していることが多く、成約単価の高い案件につながりやすいターゲットです。

YouTubeショートは60秒以内の縦型動画で、TikTokやInstagramと同じ感覚で投稿できます。

さらに、ショートで興味を持ってもらい、より詳しい施工解説や会社紹介の長尺動画(通常のYouTube動画)へ誘導することも可能です。

信頼性を重視する年齢層にアプローチしたい場合や、詳しい情報提供で差別化したい場合は、YouTubeから始めるのが効果的です。

スマホ一台でできる撮影と編集の基本

最初に揃えるべき撮影道具と設定方法

動画撮影に高額な機材は必要ありません。

まず揃えるべきは、千円程度で購入できるスマホスタンド(三脚)です。手持ち撮影は手ブレが目立ち、見づらい動画になってしまいます。次に、明るさを確保するためのLEDライト(2千円〜3千円程度)があると、室内撮影の質が格段に上がります。

スマホのカメラ設定では、必ず「HDまたは4K」「30fps」を選び、手ブレ補正機能をオンにしましょう。
撮影時は横向きではなく縦向きで撮影することが重要です。

縦型動画はスマホの画面いっぱいに表示されるため、視聴者の没入感が高まります。
また、撮影前には必ずスマホのレンズを拭いて、指紋や汚れを取り除くことも忘れずに。
これだけでクリアな映像になります。

初心者でも使える無料編集アプリ3選

動画編集が初めての方には「CapCut(キャップカット)」が最もおすすめです。TikTokを運営する会社が提供しており、テンプレートが豊富で直感的に操作できます。自動字幕機能もあり、話した言葉が自動でテロップになるため、編集時間を大幅に短縮できます。

次に「InShot(インショット)」は、トリミングやBGM挿入が簡単で、Instagramリール向けの編集に適しています。
フィルターやエフェクトも豊富です。

三つ目の「VLLO(ブロ)」は、やや上級者向けですが、細かい調整ができ、クオリティの高い動画を作りたい方に向いています。まずはCapCutから始めて、慣れてきたら他のアプリも試してみましょう。すべて無料で使えます。

見やすい動画にするための編集のポイント

ショート動画で最も重要なのは、最初の3秒で視聴者の興味を引くことです。完成した美しい空間や劇的なビフォーアフターを冒頭に持ってきて、「この先が見たい」と思わせましょう。

テロップは必ず入れてください。多くの人が音声なしで動画を見ているため、文字がないと内容が伝わりません。文字は大きく、背景と区別しやすい色を選びます。

BGMは動画の雰囲気に合ったものを選び、音量は話し声やナレーションを邪魔しない程度に抑えます。

また、一つのシーンは3〜5秒程度にとどめ、テンポよく切り替えることで飽きさせない工夫が必要です。

動画の長さは30秒〜60秒を目安に、シンプルで分かりやすい構成を心がけましょう。

リフォーム会社が投稿すべき動画コンテンツ

ビフォーアフター動画|最も反応が取れる鉄板コンテンツ

リフォーム動画の中で最も視聴回数が伸びやすいのが、ビフォーアフターです。

古くて暗かったキッチンが明るく使いやすい空間に変わる、狭かった浴室が広々とした癒しの場所になる、といった劇的な変化は、見ているだけでワクワクします。

撮影のコツは、施工前の状態を必ず記録しておくこと。可能であれば同じアングルから撮影すると、変化がより明確に伝わります。

「築30年のキッチンが生まれ変わった」「予算50万円でここまで変わる」など、具体的な情報をテロップで入れると、視聴者が自分の家に置き換えて考えやすくなります。

完成した美しい空間を冒頭に見せて興味を引き、その後に施工前の状態を見せる構成も効果的です。

施工過程のタイムラプス|職人技術をアピール

タイムラプスとは、長時間の作業を数十秒に圧縮して早送りで見せる手法です。

例えば、壁紙を貼る作業、タイルを一枚ずつ丁寧に並べていく様子、フローリングを施工する工程などを、スマホを固定して一定間隔で撮影します。

完成までの数時間の作業が30秒の動画になり、職人の技術と丁寧な仕事ぶりが凝縮されて伝わります。
「こんなに細かい作業をしているんだ」という発見があり、視聴者は価格に対する納得感を得られます。

撮影は専用のタイムラプス機能をスマホのカメラ設定でオンにするだけで簡単です。
現場の臨場感と職人のプロ意識が伝わる、信頼構築に最適なコンテンツです。
BGMはリズミカルなものを選ぶと、作業のテンポ感が伝わります。

お客様の悩み解決系コンテンツ|役立つ情報で信頼獲得

「結露を防ぐには?」「キッチンの収納を増やす方法」「電気代を抑える窓リフォーム」など、お客様が抱える具体的な悩みに答える動画は、再生回数だけでなく保存数も伸びやすく、長期的に見られ続けます。

営業色を出さず、純粋に役立つ情報を提供することで「この会社は信頼できる」という印象を与えられます。

一つの動画で一つの悩みに絞り、解決策を分かりやすく簡潔に伝えましょう。
例えば「狭い洗面所を広く見せる3つのコツ」といったタイトルで、鏡を大きくする、明るい色を使う、収納を工夫する、という順番で説明します。

最後に「詳しく知りたい方はプロフィールへ」と自然に誘導することで、問い合わせにつなげることができます。

動画を見た人を問い合わせにつなげる導線設計

プロフィール欄に必ず入れるべき情報

動画を見て興味を持った人が次に見るのがプロフィール欄です。

ここに必要な情報が揃っていないと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

まず会社の特徴を一言で表現しましょう。「○○市で創業30年の工務店」「年間施工実績100件以上」など、信頼できる実績を簡潔に記載します。次に対応エリアを明確にすることが重要です。「東京都23区対応」「埼玉県南部エリア施工可能」など、お客様が自分の地域が対象かすぐに分かるようにします。

そして最も重要なのが、問い合わせ先のリンクです。ホームページURL、LINE公式アカウント、問い合わせフォームなど、複数の連絡手段を用意し、お客様が連絡しやすい方法を選べるようにしましょう。

動画内で自然に問い合わせを促す方法

動画の最後に「お問い合わせはこちら→」と大きく表示するだけでは、押し付けがましく感じられてしまいます。

より自然な誘導方法は、動画の内容に関連づけることです。
例えば「このようなリフォームをご検討の方は、プロフィールのリンクから無料相談を受け付けています」「詳しい施工事例はプロフィールをご覧ください」といった表現なら、視聴者も抵抗なくアクションを起こせます。

また「今月限定キャンペーン実施中」「無料見積もり受付中」など、お得感や期限を伝えることで、行動を後回しにせず今すぐ問い合わせようという気持ちにさせられます。

テロップだけでなく、ナレーションでも一言添えるとより効果的です。

コメントやDMへの対応で信頼関係を築く

動画にコメントがついたら、必ず24時間以内に返信しましょう。

「素敵ですね」という簡単なコメントにも「ありがとうございます!」と返すだけで、親しみやすい印象を与えられます。

特に「費用はどのくらいですか?」「うちもお願いできますか?」といった具体的な質問には丁寧に答え、「詳しくはDMでご相談ください」と個別対応に移行します。

DMでは、お客様の状況をヒアリングし、的確なアドバイスを提供することで信頼を深めましょう。

ただし、即座に見積もりや営業をするのではなく、まずは悩みに寄り添う姿勢が大切です。
こうした地道なコミュニケーションの積み重ねが、「この会社なら安心」という信頼関係を生み、実際の問い合わせや成約につながっていきます。

まとめ

ショート動画集客は、リフォーム会社にとって低コストで効果的な新しい集客手段です。

特別な機材や編集スキルがなくても、スマホ一台あれば今日から始められます。大切なのは完璧を目指すことではなく、まず一本投稿してみること。最初は再生数が少なくても、継続することで徐々にあなたの会社のファンが増えていきます。ビフォーアフター、施工過程、お役立ち情報など、お客様が求めるコンテンツを定期的に発信し続けることで、「この会社に頼みたい」と思ってもらえる関係性が築けます。

動画を見た人が自然に問い合わせしたくなる導線を整え、新しい集客チャネルを育てていきましょう。
あなたの技術と誠実な仕事ぶりを、動画で多くの人に伝える第一歩を踏み出してください。

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